坂出第一高等学校 香川県 私立学校 食物科 ラグビー オープンスクール

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2022/11/24

高松和貴こども園 甘草 愛加(平成29年度卒業)NO.6

高松和貴こども園 甘草 愛加(平成29年度卒業)NO.6

食の重要性と可能性を多くの人に伝えたい

 

<Profile>勝賀中学校出身 卒業後、香川短期大学 食物栄養専攻 栄養管理コースに進学。栄養士やフードスペシャリスト等の資格を取得。大学卒業後は高松和貴こども園の栄養士として勤める。

 

充実した施設に驚いたオープンスクール

幼い頃から祖母や母と一緒に料理をするのが好きで誕生日に料理本をプレゼントしてもらったのを覚えています。当時は食に携わる仕事がしたいとは考えていませんでしたが、中学生の時に坂出一高のオープンスクールに参加して調理室を見た時に衝撃を受けました。目に入るもの一つひとつが新鮮で、ここで料理を学びたいと思いました。母親には公立高校を勧められましたが、結果的に坂出一高食物科に選択するという決断をして良かったと思っています。

 

部活動に専念した高校3年間

高校3年間は部活動に専念しました。所属した料理研究部は厳しい部活動と聞いていましたが、料理が好きな人が集まり切磋琢磨しながら様々なイベントに挑戦できることに魅力を感じ入部しました。入部当初は、食材に触ることもできず雑用ばかりでしたが、指示待ちにならず自ら行動することで次第に全体の動きを見渡す余裕ができたり、先の仕事を読めるようになりました。また上級生になると教える立場として、それに応えるために技術向上に努めたり、部長として部員の理解に努めたり、料理以外の苦労を知ることが出来たことは一番の学びだったと感じています。また一緒に入部した同級生にも恵まれ、それぞれのカラーの違うなかでお互いに刺激のある部活動生活を過ごすことが出来ました。もちろんクラスマッチや体育祭、修学旅行などその他学校生活も思い出深い記憶が沢山あります。今振り返っても、やり残したことがないくらい充実した高校3年間を過ごすことができました。

 

「食」の可能性と責任

卒業後はフレンチへの道に進みたいと考えていましたが、部活動でアレルギーのために食事ができなかったお客様やラグビー部への補食活動などを通して、栄養学や食品学への関心が強くなり、美味しいだけの食事プラス健康面も考えた食事を提供したいと思い、大学進学を選択しました。大学では調理師と栄養士の考え方の違いを知ることができ、改めて食の責任の重さや役目を認識することが出来ました。さらに料理番組に出演させていただく機会もいただくなど、情報を発信することの重要性など、食に関する仕事の幅広さや需要などを知ることが出来ました。ゼミ活動では実際に幼稚園や子ども食堂で食育活動や調理作業を行うなど、物事を進める力や人に理解してもらうために必要な事など、高校生活で色々な経験をできたからこそ、大学でもそれを活かすことができました。

 

沢山の人に伝えたい「食」の大切さ

こども園の給食主任として安心安全な食事の提供はもちろんのこと、食への感謝の気持ちや、食の在り方を食育活動やクッキング保育を通して子供たちからその保護者に伝わるように取り組んでいます。栄養士や調理師として料理を考えたり作ったりすることは大切な事です、ですが私はそれを伝えることが最も大切なことだと感じています。給食を食べた子供たちが、将来大人になったときに食の大切さを子供にどう伝えるかが私の伝えたい食の大切さです。今実務経験を積みながら、管理栄養士の資格取得にも挑戦しています。食の役割や可能性を現場に寄り添った形でさらに広げて様々な場面で活躍できるような人を目指しています。