坂出第一高等学校 香川県 私立学校 食物科 ラグビー オープンスクール

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2022/10/21

綾南自然菓子Showado 森安 亜哉(平成26年度卒業)NO.5

綾南自然菓子Showado 森安 亜哉(平成26年度卒業)NO.5

夢だったパティシエになるまでの最短ルート

<Profile>国分寺中学校出身 卒業後、綾南自然菓子Showadoへ入社。季節に合わせた新しい商品の考案など、製造リーダーを務めている。

【公式】自然菓子Showado

【Instagram】自然菓子Showado

パティシエになるための通過点

幼い頃から、お菓子が好きで将来はパティシエになることが夢でした。高校受験で坂出一高は調理師免許を取得できることを知り、ジャンルは違っても何かしらプラスになると思い、坂出一高へ飛び込みました。料理に取り組む姿勢や礼儀マナーなど、技術以上に調理に携わる人として大切なことを学びました。放課後は先生との何気ない会話が大好きで、働く覚悟や責任感の大切さなど面白おかしく話してくれた時間は社会に出てからとても役に立ちました。

 

伝統の文化祭、「当たり前」の壁を知れた

坂出一高では、文化祭で食物科2年生がレストラン運営することが決まっています。そのため過去のレストランと比較されたり、それ相当の料理でなければならないプレッシャーがありました。また原価・仕入れ・仕込み・サービスまで200~300食単位の仕事も、通常のお店では当たり前のことが、当時の私達には大きな壁でした。当日を迎えるまで毎日遅くまで学校に残って準備や計画を進めました。なんとか当日を迎えたと思えば、営業中は準備不足と想定外のトラブルの連続でした。そのつど対応に追われ、要所は先生に助けてもらいながら、無事に営業を終えることができました。肝心の料理は多くの人から「美味しかった。」と言葉をいただき、「美味しかった」という言葉がこんなに嬉しい言葉なんだと知ることが出来ました。

 

待ち望んだ製菓業界へ

学びたいことを本場で学び、知識を得られる嬉しさと、新しい世界へ第一歩を踏み出せる大きな期待をもって綾南自然菓子Showadoへ就職しました。入社当初は現場の目まぐるしい忙しさと作業の速さに追いつけず、先輩に怒られる毎日でした。また在学時にコミュニケーション力が大切と覚悟をしていても、現場でうまく相手に伝えたり、相手の指示に応えることが出来ない自分にストレスを感じ、時には先輩の言葉が理不尽に感じたりと悩んだ時期もありました。それでも毎日必死で働き続け、今ではそのおかげで強くなれたと思います。今、製造リーダーとしてパートへの指示や後輩への指導をする側となり、入社のころ以上にコミュニケーションの大切さと難しさを感じています。職場の方々の理解と協力を得ながら、自分の理想のリーダーへ成長したいと思います。

 

私の原点「お菓子が大好き!」

現場で働いていると、お菓子で悩むことより人間関係などコミュニケーションで悩むことが多いように感じます。ふと「自分って何のために働いてるんやろ?」と考える時もあります。考えていくうちに最後は「お菓子が好き」という幼少時の原点に行きつきます。好きなことで仕事ができる有難さを感じます。先生方が放課後話したいた覚悟とは、こういうことかもしれないと前向きにとらえています。忙しい仕事の中で時間を捻出してチャンスがあれば県外の製菓コンクールや資格取得に挑戦するなど、真剣にお菓子作りを楽しみ、その結果を最終的にお客様へ届けれるようにこれからも頑張ります!