物作りが好きから日本を代表するホテルの料理人へ
<Profile>山田中学校出身 高校卒業後は株式会社帝国ホテルへ就職。
平成22年 肉の管理・選定を行う専門のセクションのブッチャーへ配属
平成25年 オールデイダイニング パークサイドダイナーへ配属
平成29年 レストラン竜神亭へ配属。令和4年鉄板焼嘉門へ配属。
料理の道を目指すきっかけ
幼少期から物作りが好きで、いろいろな物を自分で手づくりをして遊んでいました。坂一の食物科を目指すきっかけを考えてみましたが、大きなきっかけはあまりなく、親がご飯を作っている時に興味半分で手伝ったら喜んでくれたこと、料理を作ることが好きだったこともあり決めました。
帝国ホテル 東京で就職するまでの道
高校時代は、日々の授業をまじめに受けるのはもちろんのこと、バトミントン部の部長として、部員を取りまとめながら、試合で1勝でも多く勝てるように練習に励みました。部活動と並行して始めた生徒会活動では、生徒会長にも選ばれ、行事のたびに人前で話す経験ができたことは就職した今でも役立っています。そして3年生の進路決定は、正直悩みました…。すぐに現場に出るのは不安もあったので、専門学校への進学も考えましたが、恩師から帝国ホテルに就職することを勧められたことがきっかけなり決めました。
鉄板焼で働く喜びと大切なことは…
鉄板焼はカウンター越しのお客様をお相手にする職業なので、お待たせする事がないようにタイムマネジメントを大切にしています。また、お客様から直接見られる立場という事もあり、技術の向上と鉄板焼ならではの所作を常に意識しています。そうして料理人として日々、仕事をする中でお客様に感謝されたり、時には厳しい言葉をかけられたりすることもありますが、帰り際に直接「美味しい。」と言ってもらえることが嬉しいですし、やりがいにも繋がっています。
英語を身につけ、海外へ
今後の目標として、コロナが明けて海外のお客様も多くなってきているので、接客のコミュニケーションとして英語が話せるようになりたいと思っており、人数制限はありますが、海外出向も目指しながら仕事をしています。
後輩たちへメッセージ
みなさんへ伝えたいことが3つあります。
1つ目は、「あいさつ」です。気持ち良く仕事をするためにも大切にして欲しいです。また、部活動やアルバイトを通して年上の方との話し方を身につけてください。人に背を向けない姿勢を取りましょう。
2つ目は、「衛生管理」です。手洗いはもちろんのこと、冷蔵庫のパッキンなど普段から目につきにくいところも確認する癖を身につけてください。汚れや変化に気づく人になってください。
3つ目は、「気づく力」です。例えば、調理実習のなかで先生の師範を見ているとき、何となく見るのではなく、切り方や加熱具合などに注目し、自分と何が違うのか?を気づける人になってください。そうすることで質の高い経験を積むことに繋がります。
好きなことを全力で楽しんでください。皆さんを応援しています。